1、構成要件
・ヘッド・アンド・ショルダーズ(H&S)トップは、天井局面で数か月から1年以上にわたり形成される相場反転パターンの1つで、三尊天井もこれに属します。
・トリプルトップの一つで、同程度の高さの1番目と3番目の山が最も高い2番目の山より明確に低くなるように形成されます。
・3つの山はそれぞれ単一の天井で構成され、2番目の山を中心とした左右対称が基本ですが、それぞれの山が複数の天井で構成されたり、左右対称でなかったりする場合もあります。
・3つの山の間にある2つの谷は、左右の山より明確に深い必要がありますがその深さに基準はなく、2つの谷の深さは同程度が望ましいとされますが誤差に基準はありません。
・2つの谷を結び延長した線をネックラインといい、終値でネックラインを明確に下回ればパターン完成し下降トレンド入りと判断します。
→3%以上かつ2日以上のような一定の変化率、一定の期間以上連続して下回ることでパターンが完成
・その後ネックライン近くまで上昇することをリターンムーブと呼びます。必ず起こるとは限りません
2、利用方法
・H&Sトップは、3番目の山の高さが一番目の山と同程度にとどまり反落した場合にその可能性が意識され、当面の目標価格はネックラインとなります。
・完成後の目標価格は、ネックラインから最も高い山までの値幅を、ネックラインを基準とした値下がり幅とする方法や、パターン形成前の上昇トレンドにおける値上がり幅をパターン完成後の値下がり幅とする方法があります。
3、注意点(別の展開)
H&Sトップと思われた別の展開となる場合は、柔軟な考えが求められます。
・例えば、3番目の山が2番目の山と同程度なら新しいダブルトップやトリプルトップが形成される可能性があります。また、3番目の山が2番目の山を上回るなら新しいH&Sトップが形成される可能性を想定します。
→3番目の山の位置によって発生(継続パターンのレクとアングルの可能性もある)
・パターン完成後にネックラインを上回る場合を失敗したH&Sトップといい、パターン形成前の上昇トレンドに戻る見込みが増すため、新たな推移が始まった可能性を考慮して、それまでの想定を棄却し相場を注意深く観察する必要があります。
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