1、定義・概要・使用方法
・これまでの価格トレンドと反対方向に動く揺り戻しのこと
・具体的には、上昇トレンドでは一時的に下落する場面(押し)、下落トレンドでは一時的に上昇する場面(戻り)を指します。従来のトレンドの幅からリトレースメントの幅が事前に予想出来れば、押し目買いや戻り売りの目途、または短期の目標株価の設定などにも有用です。
2、リトレースメント種類
・フィボナッチ・リトレースメント
エリオット波動理論で フィボナッチ数列に着目したものです。強いトレンドで従来のトレンド幅に対して最小38.2%程度、弱いトレンドでは最大61.8%程度のリトレースメントを想定するのが一般的で、50%もよく利用されます。
・ダウ・リトレースメント
チャールズ・ダウによって体系化されたダウ理論の一つで、最も代表的なリトレースメント比率とも言えます。主要トレンド、修正トレンド、マイナートレンドの内、 修正トレンドがリトレースメントに該当し、その比率は直前の変動幅の1/3(33.3%)か2/3(66.7%)となり、50%の場合もあります。
・ギャン・リトレースメント
W・D・ギャンのよって体系化されたギャン理論のーつです。主要高値・安値のレンジを水平に8分割して、安い方から順に7つのラインを引き、将来の価格がどの辺りで抵抗・支持帯に遭遇するかを予測します。
最重要視されているラインは下から4番目の4/8(50%)で、上昇トレンドの場合は支持線となり、下降トレンドの場合は抵抗線となります。また、次に重視されているラインは3/8(37.5%)と5/8(62.5%)です。
3、共通点
・3つのリトレースメントの主要な比率で50%は共通しています。
また、残り2つの比率もフィボナッチとギャンが同水準で、ダウもほぼ同じことと捉えられます。よって、これらの比率から導出される価格や支持線などは、重要な変化点として注目されます。
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