2023年9月16日土曜日

【テクニカルアナリスト(相場)】景品表示法、及びテクニカルアナリストが気を付けること

【景品表示法】

1、規制の趣旨

正式名称は「不当景品類及び不当表示防止法」といい、昭和37年(1962年)に制定

・独占禁止法第19条で禁止されている「不公正な取引方法」の一類型である不当な顧客誘引のうち、過大な景品類の提供不当な表示をより効果的に規制することにより、公正な競争を確保し、一般消費者の利益を保護することを目的としています。

 

2、不実証広告規制

・商品やサービスの品質や規格などの内容について、実際よりも著しく優良であると一般消費者に誤認される表示、また実際はそうでないのに競争業者のものよりも著しく優良であると一般消費者に誤認される表示は、優良誤認表示として不実証広告規制の対象となります。

・消費者庁は、不当表示に該当するか否か判断する必要がある場合、事業者に表示の裏付けとなる合理的根拠を示す資料の提出を求めることができます。

・事業者が求められた資料を期間内に提出しない場合や、提出された資料が表示の裏付けとなる合理的な根拠を示すと認められない場合、当該表示は不当表示とみなされ、課徴金の対象になります。

 

 3、有利誤認表示

・商品・サービスの取引条件について、実際よりも有利であると偽って宣伝する行為は有利誤認表示に該当します。故意に偽って表示する場合だけでなく誤って表示した場合でも、有利誤認表示に該当する場合は規制されます。

・事業者が有利誤認表示を行っていると認められた場合は、消費者庁は当該事業者に対し措置命令などを行います。

 

4、テクニカルアナリストとしての注意点

・自分のサービス、手法がほかの分析手法より有利である、上回る成果がある、とうたった場合、当法律に抵触する(有利誤認表示)恐れがあります。

・代表的なテクニカル分析指標を標準的な手法で使用した場合、目立った効果は得られないことが多いです。その為、著しく優良であると誤認を与えるような説明をすると当法律に抵触する(優良誤認表示)恐れがあるので、事実と意見を分けて説明する必要があります。

【テクニカルアナリスト】リトレースメント

 1、定義・概要・使用方法

これまでの価格トレンドと反対方向に動く揺り戻しのこと

・具体的には、上昇トレンドでは一時的に下落する場面(押し)、下落トレンドでは一時的に上昇する場面(戻り)を指します。従来のトレンドの幅からリトレースメントの幅が事前に予想出来れば、押し目買いや戻り売りの目途、または短期の目標株価の設定などにも有用です。

 

2、リトレースメント種類

・フィボナッチ・リトレースメント

エリオット波動理論で フィボナッチ数列に着目したものです。強いトレンドで従来のトレンド幅に対して最小38.2%程度、弱いトレンドでは最大61.8%程度のリトレースメントを想定するのが一般的で、50%もよく利用されます。

・ダウ・リトレースメント

チャールズ・ダウによって体系化されたダウ理論の一つで、最も代表的なリトレースメント比率とも言えます。主要トレンド、修正トレンド、マイナートレンドの内、 修正トレンドがリトレースメントに該当し、その比率は直前の変動幅の1/3(33.3%)か2/3(66.7%)となり、50%の場合もあります。

・ギャン・リトレースメント

W・D・ギャンのよって体系化されたギャン理論のーつです。主要高値・安値のレンジを水平に8分割して、安い方から順に7つのラインを引き、将来の価格がどの辺りで抵抗・支持帯に遭遇するかを予測します。

最重要視されているラインは下から4番目の4/8(50%)で、上昇トレンドの場合は支持線となり、下降トレンドの場合は抵抗線となります。また、次に重視されているラインは3/8(37.5%)と5/8(62.5%)です。

 

3、共通点

・3つのリトレースメントの主要な比率で50%は共通しています。

また、残り2つの比率もフィボナッチとギャンが同水準で、ダウもほぼ同じことと捉えられます。よって、これらの比率から導出される価格や支持線などは、重要な変化点として注目されます

【テクニカルアナリスト(相場)】外国為替とその他の投資対象の関係

1、円高は株安か?

・円高になると日経平均株価は下がると考えられています

・米ドル安円高になると、輸出価格を円建てとしている場合、米ドル建て価格が上昇して製品競争力が低下することで業績悪化の要因となります。

一方、輸出価格が米ドル建ての場合には競争力は維持されますが、円建ての手取り額が減少するので、やはり業績悪化の要因になります。

→このため、円高になると輸出比率の高い企業業績の株価は下落することが多いとされています。

・現在の日経平均構成銘柄には、株価水準が高く輸出比率の高い半導体製造装置や機械、電子部品などの関連企業、いわゆる「値がさハイテク株」が多く含まれています。日経平均は株価水準の高い銘柄の影響を大きく受けるため、円高で値がさハイテク株の株価が下落すると日経平均も下落する傾向があります。

 

2、連動性

・米ドル円と日経平均の相関係数では、2006年以降は概ね正の相関関係となっており、円高時は株安、円安時には株高になりやすいことになります。ただし、16年以降は相関度が薄れ、時期によっては負の相関になっています。

・米ドルを主要通貨とする海外投資家からみると、円安が進み株価が変動しない場合は米ドル資産が目減りします。そのため、過度に円安が進まず且つ極端な円高により企業業績も悪化することなく株価が上昇するのが、海外投資家にとっては理想的な相場環境と言えるでしょう

 

3、商品

米ドルと商品の価格には逆行性があります。原油や金などの国際商品取引では大半が米ドル建てのため、米ドルが上昇すると商品価格は割高になり、米ドルが下落すると商品価格が割安になるためです。

・ジョン・マーフィーは、米ドル高は米国の債券と株式にプラスとなり、米ドル安は大手多国籍企業株にプラスになるとしています。

株式・債券・通貨・商品の4市場は相互に連動しており、幅広い視点で多角的に分析をすることが肝要

【テクニカルアナリスト】ヘッド・アンド・ショルダーの構成要素と利用法

 1、構成要件

・ヘッド・アンド・ショルダーズ(H&S)トップは、天井局面で数か月から1年以上にわたり形成される相場反転パターンの1つで、三尊天井もこれに属します。

・トリプルトップの一つで、同程度の高さの1番目と3番目の山が最も高い2番目の山より明確に低くなるように形成されます。

・3つの山はそれぞれ単一の天井で構成され、2番目の山を中心とした左右対称が基本ですが、それぞれの山が複数の天井で構成されたり、左右対称でなかったりする場合もあります

・3つの山の間にある2つの谷は、左右の山より明確に深い必要がありますがその深さに基準はなく、2つの谷の深さは同程度が望ましいとされますが誤差に基準はありません。

・2つの谷を結び延長した線をネックラインといい、終値でネックラインを明確に下回ればパターン完成し下降トレンド入りと判断します。

→3%以上かつ2日以上のような一定の変化率、一定の期間以上連続して下回ることでパターンが完成

・その後ネックライン近くまで上昇することをリターンムーブと呼びます。必ず起こるとは限りません

 

 2、利用方法

・H&Sトップは、3番目の山の高さが一番目の山と同程度にとどまり反落した場合にその可能性が意識され、当面の目標価格はネックラインとなります。

・完成後の目標価格は、ネックラインから最も高い山までの値幅を、ネックラインを基準とした値下がり幅とする方法や、パターン形成前の上昇トレンドにおける値上がり幅をパターン完成後の値下がり幅とする方法があります。

 

3、注意点(別の展開)

H&Sトップと思われた別の展開となる場合は、柔軟な考えが求められます。

・例えば、3番目の山が2番目の山と同程度なら新しいダブルトップやトリプルトップが形成される可能性があります。また、3番目の山が2番目の山を上回るなら新しいH&Sトップが形成される可能性を想定します。

→3番目の山の位置によって発生(継続パターンのレクとアングルの可能性もある)

・パターン完成後にネックラインを上回る場合を失敗したH&Sトップといい、パターン形成前の上昇トレンドに戻る見込みが増すため、新たな推移が始まった可能性を考慮して、それまでの想定を棄却し相場を注意深く観察する必要があります。

 

 

 

 

【テクニカルアナリスト(相場)】先物・オプション市場の特徴

1、先物取引

 ・将来の定められた期日に取引時点の価格での受け渡しを前提に行う取引のことで、実際は期日までに反対売買(買戻し・転売)により差金決済を行います

・主な商品は、国内では日経225先物、TOPIX先物、長期国債先物などがありJPXに上場しています

・期日は、日経225先物の場合、3・6・9.12月の第2金曜日で取引はその前日まで可能です。期日までに 反対売買しなかった未決済建玉は、この日産出される特別清算指数(SQ)で清算します。

・利用目的は、現物等の価格変動リスクをヘッジするヘッジ取引、原資産等との価格差に注目する裁定取引、単に価格変動に着目したスペキュレーション取引の3種類があります。

・取引手法には、一定時間注文を蓄積し一度に付け合せる板寄せ方式と、注文を逐次付け合せるザラバ方式があります。

・注文は、株式同様、価格優先・時間優先の原則に基づき付け合せます。

 

 2、オプション取引

株価指数先物や現物株、国籍先物などをあらかじめ決められた期日(満期日)にあらかじめきめられた価格で売買する権利を取引することで、買う権利をコール、売る権利をプットといいます

・満期日以前に権利行使できるものをアメリカンタイプ、満期日のみ権利行使できるものをヨーロピアンタイプといいJPXでは主にヨーロピアンタイプが採用されています。

・通常は、満期日までに反対売買を行いますが、満期日にSQで差金決済する場合や権利行使により原資産を授受する場合もあります。

・主な上場商品は日経225やTOPIXなどの株価指数先物や特定の現物株、長期国債先物を対象としたものなどがあります。

 

 3、共通点

・先物もオプションも値上がり、値下がりのどちらでも利益追求でき

・原資産を売買するより少額で取引できる点

・更に原資産を含めそれぞれの組み合わせにより戦略的な売買ができる点が特徴です。

なお、少額の資金で取引でき費用効果が大きいことから、これをレバレッジ効果といいます。

 

【テクニカルアナリスト】テクニカル指標:MACD

1、概要

1970年代後半にジェラルド・アペルが考案したMACD(移動平均収束発散法)は、短期EMAと長期EMAの位置関係、収束・発散に注目し、価格トレンドを方向性だけでなく、加速度も含めて把握することを目的に開発された指標です。

 

2、計算式

指数平滑移動平均の計算式は

( EMA(n)=EMA(n-1) +(2/(n+1))×(当日終値-EMA(n-1) ))

MACDの計算式の例は、

EMA12=前日のEMA12+(2÷(12+1))×(当日終値-前日の EMA12)

EMA26=前日のEMA26+(2÷(26+1))×(当日終値-前日の EMA26)

MACD=EMA12-EMA26

MACDシグナル=前日のMACDシグナル+(2÷(9+1))×(当日のMACD -前日のMACDシグナル)

MACDヒストグラム=MACD-MACDシグナル

・アペルは、MACD計算において、SMAを利用してもよいとしていますが、通常はSMAの遅行性を改善するために開発されたEMAを利用します。

・計算式から、MACDがプラス圏で推移する場合は短期EMAが長期EMAを上回り、マイナス圏で推移する場合は短期EMAが長期EMAを下回り、更にMACDの方向性によりトレンドの加速・減速を把握できます。

・また、シグナルは、MACDを平滑化したものでMACDのトレンドを確認できます。

・ヒストグラムは、MACDのトレンドが加速しているのか、減速しているのかを示しています。

 

3、使い方と売買シグナル

・MACDを利用した売買シグナルは、短期EMAと長期EMAのゴールデンクロスやデッドクロスを意味するMACDと0ラインとの交差トレンドの転換と考えられるMACDとシグナルとの交差ヒストグラムの0ラインの交差)がありますが、実際にヒストグラムが0ラインと交差するタイミングでは、既に価格が天井あるいは底値をつけている場合が多いようです。

・ほかのオシレーターと同様、価格とMACDのダイバージェンストレンド転換の予兆として利用することも可能です。

・MACDは、トレンドの変化を確認する指標となるため、急騰後のじり高や急落後のじり安、トレンドレス局面では、利用しにくい点が挙げられます。そのような局面では相対力指数(RSI)、ストキャスティクスなどを併用することも必要です。

 

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【MACDをつかった(答案作成ポイント)】

・トレンドラインを引く

・サポートライン、レジスタンスラインをひげを取って引く

・移動平均コメント

・GC/DC必ずのべる

・出来高増えているか減っているかいう

・MACD述べる(GC、ダイバージェンス)

・今後どうなるか(上がるか、下がるか理由付けて述べる 、これくらいになるの値段(値幅観測論やフォボナッチや、エリオット波動)。→肉づけで外れた場合(ダマシ)のことも書く)

【テクニカルアナリスト(相場)】保ちあい時の心理と、保ち合い放れの原因

1、保ち合い相場

保ち合い相場とは、トレンドが横ばいで、ある一定レンジで推移している状況を表す。

・買いたい投資家と売りたい投資家の売買が拮抗している状態で、投資家心理の側面からは、市場への強気(楽観)と弱気(悲観)、価格に対する過小・過大評価などが伯仲している状況とも捉えられます。

・デボンの「トレンドに基づいた賭け」の研究では、人々は価格チャートで見たトレンドを単純に延長して予想 を形成する傾向があると分析しています。

・トレンドに基づいて賭ける人は、現在のトレンドが継続することを予測する一方、ギャンブラー錯誤に陥っている人は反転を予測するなど、「継続」と「反転」という異なった自己認識も保ち合いの背景にあると考えられます。

 

 2、保ち合い放れの原因

・ 保ち合い放れは、保ち合い後の抵抗線の上値突破、支持線の下方突破のことを言います

「保ち合い離れにつけ」という相場格言もあります。

デボンは、人々は地震の予想能力の正確性に対して過信する傾向があるとしています。

例えば、保ち合い放れが生じる要因としては、保ち合い局面で支持線下方突破してきた場合、保ち合いを経て上昇すると予想した投資家は自分自身への過信により、相場は反騰すると信じ、ポジションを継続保有するかナンピン買いを行います。

ところが、事故の失敗を認めた投資家は処分売りを続け、下げを予想した投資家は空売りを追加するため、相場はさらに下落してしまいます。自信過剰の投資家もいずれは処分せざるとえず、下げを加速してしまうことになります。

 一方、保ち合い局面で抵抗線を上値突破委してきた場合、保ち合いを経て下落すると予想した投資家は自分自身の過剰により、抵抗線を上回ってきた辞典で反落を信じて空売りを追加してしまいます。ところが、上昇を予想した買い投資家は買いポジションを追加するため、上昇は容易に止まりません。ついには自信過剰の投資家も買い戻さざるをえず、上昇を加速させてしまうことになります。

日本市場と海外市場の連動性

1,先進国市場とは連動性が強い ・経済構造が似ている ・先進国は経済が安定、成長率が低い ・ 国民の平均年齢は高め、人口増加率は低い ・農業など第一次産業の比率は相対的に低く、工業など第二次産業やサービス業など第三次産業の比率が高い  ・金利は低位安定的 ・株式市場や為替市場も安...