1、円高は株安か?
・円高になると日経平均株価は下がると考えられています
・米ドル安円高になると、輸出価格を円建てとしている場合、米ドル建て価格が上昇して製品競争力が低下することで業績悪化の要因となります。
一方、輸出価格が米ドル建ての場合には競争力は維持されますが、円建ての手取り額が減少するので、やはり業績悪化の要因になります。
→このため、円高になると輸出比率の高い企業業績の株価は下落することが多いとされています。
・現在の日経平均構成銘柄には、株価水準が高く輸出比率の高い半導体製造装置や機械、電子部品などの関連企業、いわゆる「値がさハイテク株」が多く含まれています。日経平均は株価水準の高い銘柄の影響を大きく受けるため、円高で値がさハイテク株の株価が下落すると日経平均も下落する傾向があります。
2、連動性
・米ドル円と日経平均の相関係数では、2006年以降は概ね正の相関関係となっており、円高時は株安、円安時には株高になりやすいことになります。ただし、16年以降は相関度が薄れ、時期によっては負の相関になっています。
・米ドルを主要通貨とする海外投資家からみると、円安が進み株価が変動しない場合は米ドル資産が目減りします。そのため、過度に円安が進まず且つ極端な円高により企業業績も悪化することなく株価が上昇するのが、海外投資家にとっては理想的な相場環境と言えるでしょう
3、商品
・米ドルと商品の価格には逆行性があります。原油や金などの国際商品取引では大半が米ドル建てのため、米ドルが上昇すると商品価格は割高になり、米ドルが下落すると商品価格が割安になるためです。
・ジョン・マーフィーは、米ドル高は米国の債券と株式にプラスとなり、米ドル安は大手多国籍企業株にプラスになるとしています。
・株式・債券・通貨・商品の4市場は相互に連動しており、幅広い視点で多角的に分析をすることが肝要
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